• 2014/04/28
  • 院長のひとり言
弁証論治しない鍼灸師が多すぎる
弁証論治とは患者さんを診察して
患者さんの現在の身体の状態を表す
「証」を導き出す作業である

ドクターが診察して必要な検査をして
病名を診断するのと同じ作業である

日本には医療系の資格は薬剤師や看護師など
ほかにも沢山あるが
診察から診断、治療まですべて一人で行うことが
認められているのは医師と鍼灸師だけである

ところが弁証論治を出来ない鍼灸師が多すぎる

患者さんが痛いと指さすところに
針を刺せば良いと思っている者がほとんどである

だから「針は痛い」「恐い」「体質に合わない」
などと言う人が多くなってしまのだ

学校では3年間で資格試験に合格する勉強だけ
で精いっぱいなので資格を取ってから
自分から求めて中医学を学ばなければ
弁証論治が出来るようにはならない

弁証論治を資格試験に加えてもらってはどうだろうか?

今のままでは鍼灸治療の評判が悪くなる一方である。

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