• 2018/09/04
  • 院長のひとり言
変形性膝関節症にサポーターをつける意味


膝痛でサポータを勧めたら

「サポーターをつけるのが苦手で・・・・」という人が多い


何が嫌なのか訊くと

「暑苦しくて汗をかくと痒い」

「締め付けられる感覚が苦手」

「固定されて動きにくい」

「窮屈で逆に痛く感じてしまう」など


サポーターで固定することが苦手なのである


訊くとテレビの通販で買ったサポーターや

整骨院で買った固定用のサポーターを

頑張ってつけてみたが

「窮屈で我慢できない」と

サポーターが嫌いになってしまっているようだ


当院に鍼灸治療に来られる方は

藤井寺市内だけでなく

あちこちの整形外科や整骨院を渡り歩いて

治らなかった人達なので


変形性膝関節症などの慢性痛の患者さんがほとんどなので

固定用のサポーターは必要ないのに

固定用のサポーターが嫌いだからサポーターをしない


これはお門違いもはだはだしい!


おそらく痛くなりはじめた当初は

靭帯や半月板などの損傷があり

固定が必要な状態だったので

固定用のサポーターを勧められてつけていたのだろうが


その頃にサポーターが嫌いになってしまっているので

「サポーターは運動時に膝を固定する道具」

という固定観念がうえつけられているので


サポーターは窮屈で嫌いなのだろう


しかし


変形性膝関節症のサポーターの目的は

固定では無く保護


だから固定用の窮屈なサポーターではなく

保温用の柔らかいサポーターでいいのである


関節に慢性的な炎症があるときなどは

自然治癒力が最大に働き体の修復をしている夜間に

シップしてサポーターをはめると

患部の細胞が安心して、痛みの神経伝達物質を出さなくなる

それだけで痛みが半減し、とても楽なり

治る速度が飛躍的に早くなる


変形性膝関節症には固定用ではなく

保温用のサポーターを夜間に着けることが

最も効果的なサポーターの活用法なのです



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