• 2019/09/20
  • 院長のひとり言
頑張れ貴景勝!ぜったい優勝や−!


先場所休場して関脇に落ちていた

貴景勝が今場所10勝を上げ

見事に大関返り咲きを果たし

優勝を狙う大本命として

堂々と今場所の主役を担っている


涙ながらに親方に出場を懇願したが

先場所は膝のケガの状態が思わしくなく

大関陥落の休場となってしまった


出場しなければ大関から陥落する

あの時の無念はいかほどだっただろうか


7月6日にその時のことを書いたが


「5〜6年後にあの時の苦労があったからこそ

今の自分があると思えるようになるため」と

本人が語っていた


休場すると一時的に番付は落ちるが

遠回りにはなるが自分の未来への投資と位置付けて

治療に専念する覚悟が見て取れた


本人が思っていた以上に早く

今場所最高の結果がでている


アスリートにケガはつき物であり

相撲取りなどは逆にどこも痛くない時がないぐらいで

日常的に痛みをこらえて相撲をとっているが


傷ついた組織を元通りに治すことができるのは

自分の身体でしかできない


ケガはやはり安静にしないと治らないのだ


今場所の貴景勝がその事を証明してくれた


当院にもアスリートや運動中毒の患者さんが来られるが

「休んだらレギュラーから外される」だの

「動かさなかったら動きにくい体になってしまう」だの

「動いている方が痛みが軽い気がする」だの

なかなか安静にしてくれない人が多いが


今回の貴景勝の活躍はそのような方々に



安静にする事は何もしないのではなく

身体が損傷部位を修理するために絶対に必要な時間であり


明るい未来のための投資であり

今よりも強く高く羽ばたくことができる体になるための

サナギの時期であるという私の説明に

説得力をもたらしてくれる


頑張れ貴景勝!ぜったい優勝や—!








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