• 2019/12/02
  • 院長のひとり言
IPS細胞で膝軟骨の修復!凄い!


京都大学がIPS細胞から作った軟骨細胞を

膝関節の軟骨が傷ついた人に移植する

臨床計画の許可を国に申請した


早ければ来年に1例目の移植手術が行われるようだ


膝関節が変形して歩くことが辛くて

困っている方が大勢おられるので

この手術が一般的に行われるようになると

本当に素晴らしいことである


当院でも午前中に変形性膝関節症の患者さんが

3人来られたが

皆さんあちこちの病院や治療院を経て

当院へ来られた苦労人ばかりだ


ほとんどの方が膝痛はウオーキングをして

足の筋肉を鍛えることが重要だと指導されて


真面目な人ほど痛みをこらえて

一生懸命にウオーキングするので

筋肉が鍛えられる前に軟骨がどんどんすり減り


良くなるどころか日常生活もままならない状態になり

ドクターから手術するしか治療法がないと言われて

手術だけは嫌だ!何とか手術しないで治したい!


そこで初めて東洋医学なら何とか手術をしないで

治してもらえるのではないかと当院へ来られる


当院で治療して痛みが無くなり

なに不自由なく普通に生活できるようになった人の

レントゲンを見たら変形したままなのである


これが何を意味するかというと


膝の痛みは骨の変形が原因では無く

すり減った軟骨が関節内に浮遊して

関節包に付着したり刺さったりして

関節内に炎症が起こることが原因であることを

証明しているのです


足や腰の骨が曲がっていても元気に

ハツラツと生活している人がたくさんいるいるのは

骨の変形が痛みの原因ではない証拠なのだ


だから鍼灸治療で治癒力を高めて安静にすれば

炎症が治まって痛みがなくなり

膝の骨が曲がったままでも

山登やスポーツなど、何でもできるようになるのである


しかし


軟骨がすり減っているいるので

あまりハードな事をすると再発するリスクが残る


痛みの原因が関節軟骨の変形による「こすれカス」が

関節内で炎症を起こすのだから

IPS細胞で関節軟骨を修復できれば

「こすれカス」が出なくなり再発しなくなる


そうなれば変形性膝関節症を発症しても

皆さんハツラツとした生活が送れるようになる


これは本当に画期的な治療法である

早く実用化できることを心待ちにしたいと思います



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