• 2020/05/09
  • 院長のひとり言
鍼灸治療は免疫力アップが目的ではない!(12)


このブログは4月22日から始めていますので

できれば4月22日(1)からお読みください


コロナ時代を生き抜くには免疫力が頼りになります

だから暴走しない強い免疫力を身につけなければなりません


しかし実際には何かの栄養素を摂取したり

特別なエクササイズしたり鍼灸治療をしたりしても

それだけでは不十分であり


本当に強い免疫力を身につけるためには

自然のリズムに合わせた生活をすること

特に食事、運動、睡眠が大事であることを主張してきました


中でも睡眠は非常に重要です


私たちの睡眠のサイクルは二つの制約を受けています

一つは脳が疲れたら眠くなる


人間だけではなく脳がある動物は睡眠をとらなければ

死んでしまいます


脳は非常にエネルギーをたくさん消費するので

一日活動すると老廃物がたまる


この老廃物を放置すると脳細胞が酸欠になって

死んでしまうのでお掃除をしなければなりません


睡眠をとっている間、脳は少し縮むので

髄液に老廃物が浮きだして流れていき

きれいに掃除することができるのです


この脳のお掃除のための睡眠リズムと

もう一つは地球の自転によるサイクルです


私たちは昼のあいだ活動して夜眠る

いわゆる昼行性動物です

だから私たちのDNAには明るくなったら活動し

暗くなったら眠るというサイクルが刻まれています


ところが文明が発達すると共に

夜でも照明で明るくなり一晩中テレビや

インターネットでブルーライトを浴びて


まるで夜行性動物のような生活をおくっています


夜になっても明るい


私たちはそれが当たり前のように生活していますが

実は自然の摂理に反した生活習慣なのです


つづく




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