• 2022/07/18
  • 院長のひとり言
激痛整体は危険ですよ!③

激痛を与えると慢性痛が緩和されるのは
痛みを感じる脳の場所が
激痛と慢性痛で違うことを利用している

要するに慢性痛の人には
どこでもいいので激痛を与えれば
激痛を感じる脳が興奮して

慢性痛を感じていた脳の
興奮が一時的に治まるからである

慢性痛と激痛を認識する脳の場所が違うことを
利用しているのは何も
インチキ整体師だけではない

子供の頃に自転車で転倒して
膝などをスリむいて激痛で泣いていると
お母さんがケガの手当をして
痛い所に手を当てて
「痛いの痛いの飛んで行け」と
言ってくれたら本当に痛みが
飛んで行った経験がある

あれは激痛を感じる脳が興奮している時に
手を当てる軽い刺激を与えることで
違う脳を興奮させて
激痛を感じている
脳の興奮がおさまったからなのだ

これと同じような事はいたる所で
応用されている

整骨院の電気治療やマッサージもそうだし
鍼灸治療でも熱いお灸や
井穴瀉血といって指の爪の際の
感覚の鋭い所に太い針で刺して
血を出すような激痛を与える治療法がある

このように痛みを他の感覚に
すり替えることで痛みをコントロールするのだ

当院でもこの事を応用して
おおいに治療効果を上げている

ではナゼ

当院は良くて激痛整体師はダメなのか?

つづく


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