• 2022/09/01
  • 院長のひとり言
コロナ保険の給付目的は何でしょうか?


生命保険各社が新型コロナが陽性になり
入院や自宅療養している人に支払っている
入院給付金の支払い対象を
65歳以上の高齢者や重症化リスクのある
患者だけに限定するようだ

現在は自宅療養やホテル療養の
患者をみなし入院として給付対象としているが
みなし入院の人は軽症者が多いからだそうだ

これ、一見そうなのかな?と思うが

今回のコロナ感染によるみなし入院者に対する
給付の意義というか目的は

自宅から出られなくて仕事ができない人の
収入が減る部分を補てんすることだと思う

PCR検査で陽性になった日から
無症状であっても10日間は
自宅やホテルでの療養が強要されるので
公務員やよほどの大企業のサラリーマン
でない限り給料が減る

ましてフリーターや日雇いで生活している人や
私のように個人営業の自営業者は
死活問題になってしまうこともある

逆に65歳以上の年金生活の高齢者は
自宅療養していても収入は減らないので
一般の入院給付金で対応すればいい

保険会社がこんな非道な事を言いだすのは
毎日何十万人も陽性者が出て
あまりにも給付額が多く資金繰りが
苦しいからだろうが

今回の保険各社がやろうとしている事は
救済義務の放棄と言わざるを得ない

この諸悪の根源は政治判断の遅れだと思う

新型コロナウイルスもオミクロン株に変異して
かなり弱毒化してきているので
PCR検査で陽性になっても普通は
無症状か軽症ですむ風邪症状で終わるのに

無症状の人まで10日間自宅やホテル療養や
その濃厚接触者まで外出自粛を強いるような

いつまでたっても警戒レベルを下げない
政府の責任が大きいのではないだろうか?

結局政治判断の遅れが現役世代の弱者を
苦しめる結果となるのである。



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