• 2022/10/30
  • 首・肩・膝の痛み
「肩こり」間違いだらけの常識⑧


肩こりにたいする間違った常識を
いろいろ上げてきたが

もう一つの大きな間違いは
我慢してから治療する人が多いことだ

例えば長時間パソコン作業の仕事で
目や手が疲れやすく猫背で睡眠不足な人は

たとえ鍼灸治療で肩こりが解消しても
今の生活を続ける限り再びこってくる

どうせ治らないのだから

毎日辛い状態を我慢して我慢して
我慢できないほど辛くなるまで我慢して
やっと治療に行く

こんな人が多いと思うが

これが大きな間違いなのだ

前項⑦で詳しく説明しているが

一人一人にあった間隔で通院して
正しく治療すれば誰でも
肩こりを感じる事なく過ごせるのだ

肩こりは辛くなって我慢してから
治療するのではなく
一度解消してから再びこってくる前に
治療していれば辛い思いをしなくてすむのである

「結局続けなければならないので
治ってないのでは?」という
意見もあるかもしれないが

例をあげたようにハードな仕事や
眼精疲労などの原因疾患がある場合や
脊柱の歪みや内臓疾患があったり
家庭内や職場のストレスなどがあり

肩こりの原因を無くすことができない場合は

原因がある限り肩がこらないように
することは誰にもできないので
定期的に辛くなる前に鍼灸治療を
続けることが正解なのです

例えば食生活をすれば生ごみが出る
生ごみを捨て忘れて1ヶ月放置すれば
家の中が生活できないほどの
悪臭にさらされるが

定期的に捨てていれば家の中が快適だ

それと同じように我慢できないほどの
状態になってから治療している人は
一生肩こりで悩む人生であり

肩がこっていなくても定期的に
鍼灸治療を続けている人は
一生肩こりとは無縁の充実した
人生を過ごすことになるのである。

つづく


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