• 2022/11/28
  • 鍼灸・東洋医学
「三つ子の魂百まで」という話①


「三つ子の魂百まで」という言葉がある
3才ぐらいの子供の性格や性分は
一生変わらないという意味で使われる

ただし昔は満年齢ではなく数え年齢の
3才を指していたので現在の
2才児の事を指している

人間の脳は複雑なので生まれた後も
進化を続けていて2才くらいで
完成すると言われている

最近の研究では胎児の期間に
母親が精神的ショックを受けたり
乳幼児期の悪い環境によって
脳の前頭前野の育ちが悪くなる事が
分かっている

この前頭前野こそが脳の暴走を止める
ブレーキを司るところなのである

このことはアメリカの多くの凶悪犯の
脳を調べてた研究結果であり
複数の論文が出ているので間違いない

脳は辺縁系という古い脳と
大脳皮質とで構成されていて

主に辺縁系は怒り、不安、性的興奮など
いろいろな衝動や感情を司っている

そしてそれらのブレーキ役が
大脳皮質の前頭前野なのだ

多くの殺人犯や性犯罪者は
殺意や性的欲求にブレーキが利かない脳の
持ち主だということである

つづく







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