• 2024/03/10
  • 院長のひとり言
給食にふりかけ論争


兵庫県川西市の中学校で始まった
給食のふりかけ持参が市議会を
巻き込んで大きな論争になっている

事の発端は2023年4月に市長と中学生の
意見交流会で、生徒から給食の食べ残しを
防ぐためにふりかけ持参を認めてほしい
との要望があり

教育委員会が同年9月から条件付きで
これを認めた

ところが同9月市議会議員の黒田美智氏は
給食は栄養バランスと衛生管理・食中毒などの
事故がおこらないよう管理されている
家庭から違う食べ物を持ち込むことに
危機感をもっていると意義を申し立てた

また、9日の「ABEMA prime」で
ひろゆき氏も「出された料理の味を変えるのは
すごく失礼で下品。そのまま残さず食べるのが
人としてあるべき姿と教えるべき」と主張したそうだ

いやはや給食にふりかけを持参するだけで
失礼とか品格にかけているような
たいそうな話にまで発展しているようだ

この市議会議員さんは以前より学校給食の
給食センター方式に尽力されていて
アレルギー対策や感染防止対策に
大変努力されている方のようで

この方の意見を詳しく聞いていると
日ごろから給食センターのスタッフと
残食のないようにアレコレと
努力しているのに
「ふりかけ持参」でハイ解決!的な

しかも議会を飛び越えて市長と
教育委員会で勝手に決めていることに
怒り心頭のようだ

この人は子どもたちにバランスよくおかずと
ご飯を交互に食べてご飯だけ残さない
食べ方がベストだと考えているようだが

糖尿病予防や肥満予防を考えると
おかずだけ食べて最後に炭水化物である
ご飯を食べるほうがベストなのだ

だから私はふりかけ持参に大賛成である

食事に対しての常識や作法など
それぞれの育った環境が違うので
考え方は十人十色であり

私は毎日おかずを食べ終えてから
ふりかけや漬物でご飯を食べるので
ふりかけでご飯を食べると失礼とか
下品とかまったく思わない

ただ、世の中にはいろいろな意見や
考え方があり、このような給食という
身近なテーマでいろいろな意見を
聞くことができて面白いと思ったのである。



一覧に戻る