• 2024/03/28
  • 院長のひとり言
同性婚の人たちがこんなに困っているとは知らなかった

26日に最高裁判所は犯罪被害者給付金を
巡る裁判で初めて判断を示し
同性婚カップルにも異性婚カップルと
同等の法的保護が認められた

名古屋市の内山靖英さん(49)は
10年前に同居していた男性を殺害されて
犯罪被害者給付金を申請したが
門前払いされたことで
愛知県に対して裁判を起こしたものだ

裁判では事実上の婚姻関係に同性の
パートナーが含まれるかどうかが争点となり
1審と2審では含まれないとして
訴えを退けられていたが

今回の最高裁の判断で同性でも事実婚の
パートナーであることが認められた

これから地裁に差し戻されて給付金を受け取る
権利がある間柄かを審議される

このニュースを見て
我々は普通に結婚して子供をもうけて
平凡に暮らしていると思っているが

実はその平凡な暮らしこそがとても
恵まれている幸せな事なのだと感じた

LGBTQなどと最近になって性的少数派の
人たちの人権を守る活動が盛んに
なってきているが

そもそもこの人達は性的少数派なので
誰かを好きになってもその相手に
少しでも好きなそぶりを見せると
キモイを言われてドン引きされて
ほとんど片思いで終わってしまうだろう

どんなに愛してもその人との間に子供を
もうけることは不可能である

こんな状況を私には想像もできないが
そうとうメンタルやられるだろう

そしてようやく自分と同じ性的嗜好の
パートナーを見つけて一緒に暮らしていても
同性だという理由だけで世間から家族とは
認めてもらえずに困っているのだ

今回の給付金はほんの一部であり
病院や介護施設でのお見舞いや付き添い
遺族年金、遺産相続、労災保険金
子どもの親権がもらえないなどなど

日本には性的少数派の人たちに不利な
ルールが山ほどあるとこを
このニュースを見て初めて知った

LGBTQの人たちは少数派であるという
だけの理由であまりにも差別的扱いを
されているので
この理不尽な社会がこの裁判をきっかけに
一気に変わることを願うばかりである。



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