• 2025/04/10
  • 院長のひとり言
今こそ襟を正そう!整骨院の保険取り扱い

電話での問い合わせで
仕事上の作業で手を酷使していて
手の痛みで通院している整骨院が
休みなので一回だけ診てもらいたいと言う

「もちろん診ることはできるが
健康保険は使えませんよ」と
応対したスタッフが答えると
費用はいくらか尋ねて
「初診料2000円と治療代7000円で
合計9000円です」と答えると

「検討します」と言って電話を
切ったようだ

そもそも仕事上の怪我なら労災保険で
診なけらばならないし
どうも怪我ではなく使い過ぎの
痛みのようなので健康保険で診る
行為そのものが違法行為である

しかも手の痛みという傷病名で
整骨院や整形外科を受診したら
同じ傷病名で他の整骨院で保険診療は
できない制度になっている

この人を健康保険で診療したら
3重に不正請求することになってしまうが
そんな罪を犯してでも保険診療する
整骨院を電話で探しているのだから
かなり悪質な患者である

整骨院での正しい健康保険の使い方を
厳しく規制され始めて少なくとも
20年以上は経つ

ところが

法律を無視して肩こりや腰痛などの
慢性痛を捻挫や肉離れなどと虚偽の
保険請求を続けている整骨院が多い

だから令和の現在でもこんな
へんな電話がかかってくるのである

すべての柔整師が襟を正して
健康保険の適正な使い方をしなければ
このような人がいなくならない

こんな電話がかかって来ても
全ての整骨院が断るようになってもらいたい

すべての柔整師が地域医療に貢献している
「治療家」であると胸を張って言えるように
なってもらいたいものである

健康保険を悪用してセコセコ小銭を
稼いでいる安もんのマッサージ屋と
思われたままで良いはずがないのである。

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