• 2025/08/19
  • 首・肩・膝の痛み
運動が体に良いのは基本だが

健康のために運動か?安静か?

この論争は大昔からされてきて
今でも結論が出ていない

運動が体に良いことは誰が考えても
当たり前なのにナゼこんな
論争が何千年も結論が出ないのか?

私の個人的な考えでは

運動をする「個人」や「目的」や
「運動の方法」によって
健康に良かったり悪かったり
するからではないだろうか?

私のように還暦を過ぎてくると
運動しなければ筋肉が衰え
皮膚がたるみ関節の可動域が減り
内臓が下がってへその下が
ぷっくりと出てくる

いわゆるお爺さん体形になってくる

それだけではなく
心臓や肺、腎臓などの機能が低下して
生活習慣病のリスクが高まり
認知機能までも弱ってくる

逆に正しく無理なく健康的な
運動をすることで病気を予防して
老化を遅らせる働きがある

しかしこれは一般的な常識である

昨今の炎天下に還暦のおじさんが
ランニングすると熱中症で
救急車で運ばれてしまうだろう

やり方を間違うと命取りだ

当院には足腰が変形して痛くて
治療に来ている患者さんが多く
そのほとんどの人が
症状の改善のためにウオーキングが
良いと思い込んでいるが

足腰の骨や関節に変形があり痛みが
ある人がウオーキングをして
良いことなど何もない

歩く衝撃で炎症個所が刺激されて
症状はどんどん悪化していくし
痛みをこらえて無理をすると
ストレスから免疫低下につながり
癌や心臓病などのリスクが高まる

やがて歩くことができなくなり
引きこもって認知機能が低下する

運動を妄信するあまりに自分で
健康を害している人が多いのも
事実である

ようするに一人一人の体の状態に
合わせた適正な運動をする

痛みは危険回避装置なので
痛みがある時は痛い動きをしない
工夫をして

早く治して早く運動を再開できるように
安静にする時はしっかりと安静にする

結論として
運動が体に良いのは当然だが
痛みや腫れがある時に痛い動きを
してはならない
「運動」と「安静」はどちらも
健康のために必要なのである。




一覧に戻る