- 手術で治る腰痛は一握り
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「こんなに治らないのなら手術するしか
手立てがないのでしょうか?」
そんな電話が知人からかかってきた
「どんな腰痛なんですか?」
「半年前に仕事中に荷物を持って
急に腰が痛くなり、その後左の足に
シビレと痛みがありました」
「検査はしましたか?」
「腰椎に軽いヘルニアがあるそうで
リハビリで治らなければ手術したほうが
良いと言われています」
「痛みとシビレだけですか?
麻痺や感覚異常はないですか?」
「ハイ、最近は痛みだけです」
「なるほど」
この会話でこの方は手術しても治らない
腰痛であることが分かる
よく椎間板ヘルニアの手術を受けたのに
症状が改善されずに手術後の経過も悪く
執刀医に「良くならないんですが」
と言ってもレントゲンを見せて
「ホラ!手術は完璧に成功しているでしょー
もうちょっと頑張ってリハビリしてくださいね」と
取り付く島もない
そんな話をよく聞くが
腰椎ヘルニアで手術して治ったと
喜んでいる人の方が実はレアケースなのだ
ヘルニアと脊柱管狭窄症を合わせても
腰痛全体の3%ほどしかいないので
確率的に100人に3人ぐらいしか手術で
改善が見込まれる人はいないことになる
それ以外のほとんどの腰痛は原因不明か
筋肉の炎症なので手術のしようがない
相談された方はシビレや麻痺がなく
腰痛だけの症状でヘルニアが坐骨神経を
圧迫している兆候もないので
筋筋膜性腰痛であり
たまたまレントゲンで軽いヘルニアが
写っているだけでヘルニアが痛みの
原因ではないので手術しても治らない
手術しても治らない人はほとんど
このケースなのである
だから「最後は手術してもらえば
治してもらえる」などという
甘い考えは捨てなければならない
どんなに痛くても辛くてもその腰痛と
一生付き合っていかなければならないの
だから間違ったリハビリもウオーキングも
ロキソニンテープも止めて
腰に負担のない生活様式に変更して
コルセットを上手く使って腰が痛くない
工夫をして常に腰の手入れを怠らないように
することが今の辛い状況を改善できる
唯一の方法である。
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