• 2016/02/02
  • 院長のひとり言
日本の鍼灸治療とは?Ⅱ
日本の鍼灸治療は
中国や韓国の鍼灸治療に対して

どこがどう違うのか

何をもって日本の鍼灸治療というのか?

考えてみると

現代の日本には答えが見つからない

『黄帝内経』という
中国の2千年前の古書に

診察法も診断法も
陰陽、五行、気血水、経絡
証、治療法にいたるまで

全て書いてあるのだ

現代の日本の主な鍼灸の学術団体は
これらの古典の一部を研究している

日本のオリジナルの
鍼灸治療はなかなか見当たらない

ただ

腹部打鍼や管鍼法は
江戸時代に日本人が考えだした

オリジナルであり

管鍼法は中国の先生も
治療に取り入れるほど
優れた刺入法である

そう考えると

日本の鍼灸治療は
現代には無く
江戸時代に遡らなければならない

日本は戦後GHQによって
鍼灸治療が弾圧され

医療ではなく慰安になってしまった

だからそれ以前の
医療として医者が行っていた
江戸時代の鍼灸治療を

掘り返して
研究する必要があるのだ

日本の鍼灸治療は現代には無く

江戸時代にあると思うのである


現代中医学は日進月歩で
進化し、変わって行くが

それは鍼灸治療が病院で
医者が医療として行っているから


エビデンスのある医療として
認められ、進化してゆけるのだ

ならば

日本の鍼灸治療を考えた時に
同じように医者が医療として
病院で行っていた鍼灸治療は江戸時代

日本の風土に合わせた発展をして
日本独自の鍼灸治療が
有ったに違いないと思うのである

日本の鍼灸治療を知りたければ

江戸時代の漢方医に
求めなければならないのである




最後までお付き合いありがとうございました
おもしろかったらクリックしてください

 ↓    ↓    ↓


中医学 ブログランキングへ

一覧に戻る