• 2019/02/05
  • 院長のひとり言
少子高齢化問題は単純じゃない


麻生さんが福岡県で開いた国政報告会で

「子供を産まない方が問題だ」と発言し

問題発言として追求されて撤回したようだが


麻生さん特有の言い方が誤解を招いたが

この発言は少子高齢化対策の

的を得た発言だ


少子高齢化問題は平均寿命が30歳長くなったことで

高齢者は今後増加するし長生きできる社会は

素晴らしいことであるが


高齢者の社会保障を支える若い人達が

安心して子供を産み育てることができる

全世代型社会保障の必要がある事を言いたかったのだ


私は少子高齢化問題を考える時に

高齢者支援をすると国会議員の票になりやすいが

若者支援をしても票になりにくい


だから高齢者支援ばかり充実して

子育て支援が後回しにされてきている


ようするに


何も問題定義しなければ票を獲得するために

国会議員は高齢者支援ばかり考える


時々子育て支援と言って

お金をバラまいているが

人気取りの票集めしか考えていない政策では

少子化に歯止めがかかるわけがない


これでは高齢者ばかり優遇されて

働く世代の人口が減り続け

将来の高齢者支援の財源が枯渇する


だから少子高齢化対策は

麻生さんが言うように

子供を産まないことが悪いので

子供を産んでもらうことが一番大事なのだ 


そのための社会構造改革を考えることが

今、最も重要な課題なのだと思うのである


ただし


近い将来AI技術が発達するので

弁護士、医師、会計士など不要になり

体を使った肉体労働もロボットがするようになるので

雇用が激減するのは目に見えている


我々の世代でも将来が不安なのに

子供の世代、孫の世代になると

よほど高学歴な人でないと

仕事にあり付けないのではないだろうか?


そういう意味では

いたずらに人数が増えるだけではダメで


AIやロボットを使いこなす事の出来る

十分な教育を義務教育で受けられる環境を

整備しなければ国民の不安は払拭できないのである


国会議員が自分の票集めのために

単純に子供の人数を増やすことばかり考えて

子育て世代に現金をバラまいて大学まで無償化して

バラまき政策を続ければ


将来、年金を賄ってくれる若者が増えるはずが

逆に仕事にあぶれて生活支援が必要な

若者が増える結果になりかねない


だから本当に少子高齢化問題は単純ではないのである




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