• 2019/12/25
  • 院長のひとり言
線維筋痛症?八木亜希子さん頑張れ!


フリーアナウンサーの八木亜希子さんが

線維筋痛症でお休みされるという報道を見た


線維筋痛症はあまり一般的には知られていない病名だが

当院のような難病専門の鍼灸院にとっては

とてもメジャーな病気である


みなさん初めはぎっくり腰や寝違いではないか?と

整形外科へ受診されますが

CTやMRIなどでどんなに精密に調べても

どこにも異常が見当たらない


整形外科でもどこが悪いのか分からないので

鎮痛薬を処方するがロキソニンやボルタレンでは

まったく効果が無い


そのうち患者さんも

整形外科ではどうにもならないと感じて


あちこちの名医と言われる治療家を尋ね歩き

そのうちの一軒が当院だったというパターンが

一番多いケースである


線維筋痛症は確定診断されるまでに

かなりの時間と労力を要する病気であり


脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア

仙腸関節異常や梨状筋症候群ではないだろうか?と

みなさん口々にあちこちの治療家に言われた病名を言う


残念ながら私が診ると

ロキソニンやボルタレンが効かないというだけで

それらの疾患は除外できる


筋骨格系の痛みは鎮痛剤と安静で痛みは消失するはず


それが効かないのは脳の暴走が有る場合だ


ちなみに抗うつ剤や睡眠薬を処方されている方もいるが

精神安定剤が一番効果的だ


このことから線維筋痛症は精神的な苦痛が

関節や筋肉の痛みとして現れる神経症の仲間の

病気であることが分かる


神経症といえば心臓神経症や神経性胃炎が代表だ


要するに痛んでいる所に器質的な原因が無く

機能的に低下したり痛みを感じたりする病気である


このような病気になる患者さんの特徴は

真面目で実直、完全主義な人である

決して見た目からは弱いようには見えないし

むしろ学歴も社会的地位も高い人が多い


八木亜希子さんがその典型的な人だと言える


彼女は真面目なだけに早く治して復帰したいと思うだろうが

急げば急ぐほど心が空回りしてその事が新たなストレスになり

痛みが悪化したり新たな痛みが現れたりするだろう


難病と闘うには敵をよく研究しなければならない

痛みに囚われて痛みのことばかりに精神を集中させてしまうと

病の思うツボにはまってしまい

真っ暗な心のトンネルから抜け出すことはできない


この病気は自分以外のことに目を向けること

ボランティアや地元のイベントに積極的に係わって

人の悩みを聞いたり自分よりも困っている人を助けたり


とにかく自分以外の事に打ち込むことが

一番早く線維筋痛症から助かる方法なのだと考えます


ただし


理屈では分かっていても体力も気力も弱ってしまった状態では

人助けどころではありません


鍼灸治療は五臓六腑は全て独立した臓器であり

すべての臓器に精神が宿り臓器同士が会話し

共同で身体を運営しているという考えで治療するので


鍼灸治療をする事で心のエネルギーと

体のエネルギーのバランスがとれて

心と身体のエネルギーバランスが調和すると

脳の暴走を鎮静化することが出来ると考えています


当院ではこの考え方で治療して

その事を理解してしっかり治療した人は100%治癒しています

もともとどこも炎症はないのだから

正しく治療すれば治るのが当然のことなのです


八木亜希子さんもしっかり治療して

また元気な姿を見せてもらいたいと願っています。



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