• 2022/11/26
  • 鍼灸・東洋医学
鍼灸と薬では何が違うのか?🈡


鎮痛薬は手術や抜歯の時には
絶対に必要なありがたい薬である

私もこれまで何度も歯を抜いたり
手術をしてもらったので
鎮痛薬の有り難さは身に染みている

もしも私が江戸時代の鎮痛薬も
麻酔薬もない時代に生まれていたら
この歳まで生きていなかったと思う

鎮痛薬はそれほど有り難いものだが

鎮痛薬で患部の損傷や炎症が
治まるものではなく
耐え難い痛みを抑えてくれる薬である

だから腰痛や変形性膝関節症などの慢性的な
痛みに対して日常的に服用することは
副作用で内臓を傷めるだけでなく
痛みが分からない状態になるので
非常に危険な行為であり慎むべきである

そろそろまとめようと思うが

このブログを書き始めたきっかけは
鍼灸治療は何時間ぐらい効くのか?とか
何日おきに通院すればいいのか?などと
よく質問されるが

鍼灸治療は鎮痛薬のように痛みを
脳が認識できなくしているのではなく
鍼灸治療によって疲労物質が排除され
患部の状態が改善して痛みが
解消しているので

一旦治癒している状態なのである

その後は一人一人の原因も
違うので1日で再び辛くなる人もいるが
1回で根治してしまうこともある

だから鍼灸治療の効果の持続時間とか
そういう質問は薬と同じような感覚で
考えている人なので返答に困る

薬は赤信号を青信号に見せているが
鍼灸治療で痛みが解消した時は
本当に青信号になっていると言うことです

この違いは大きい!

終わり



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