• 2022/11/27
  • 院長のひとり言
ナルシスト力


ワールドカップのカタール大会の
ドイツ戦で同点ゴールを決めた
堂安律選手の言葉が印象的だ

「常に自分が一番上手いと思っている
自分はナルシスト力でここまで来た」と言う

アスリートは常に競い合い
勝ち負けにこだわる生活をしているので
弱気になるとそこで負けてしまうので

どんな時でも誰が相手でも
絶対に自分の方が上手いと思って
戦わなければ勝てるものも勝てない

なるほどその通りだ

そう言われれば治療家も同じように
ナルシスト力が高くなければ
いい治療家になれないと思うのだ

技術が未熟であっても経験不足であっても
他に立派な治療家の先生がいっぱいいても

自分の事を信頼して頼って来てくれる
患者さんの期待に応える為には

気持ちだけでも「自分が一番上手い」と
自分自身に言い聞かせて

どんな難しい疾患でも
「絶対に治すんだ」という強い気もちで
施術することができる治療家が
臨床では良い結果をだすのである

それは常に技術を磨き人一倍学術向上に
努力している自負心があるからこそ
「自分が一番」「自分が最高」と
思う事ができるからである

アスリートに努力の限界がないのと
同じで治療家にもこれが頂点と
いうものがなく

これで「自分は完成した」などと
思ったら一気に腕が錆びついてしまうのである

アスリートは老化によって
それ以上向上する事ができなくなり
誰もが必ず引退を決断しなければならないが

治療家にとって老化は円熟であり
人生経験を積むことで人の痛みが分かるようになり
人の苦しみや悲しみに寄り添うことが
できるようになるのである

だから治療家は幾つになっても
どれだけ上達しても向上心を持って
ナルシスト力を大事にしながら
精進しなければならないのである

がんばれ堂安!がんばれ日本(笑)



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