• 2022/12/02
  • 難病・慢性病
マッサージが好きな人の僧帽筋はガチガチ①


長いこと臨床で患者さんの体を
診ていると色々と共通点を
発見する事ができる

中でも「マッサージが好きな人の
僧帽筋はガチガチである」というのは
一番分かりやすい特徴である

ひどい人は皮膚と脂肪と筋肉がまるで
一体化してしまったかのように
ガチガチになってしまっている

これでは血行不良がおこり
重くて辛いのは当たり前である

こんな状態が長期間続けば
頭痛や食欲不振、不眠など
さまざまな不調が出てくるだろう

これっておかしな話ではないか?

マッサージをしてもらって
いつも柔らかくほぐしてもらっている人ほど
何もしていない人よりもガチガチに硬く
常に辛い思いをしているのである

マッサージが好きな人のもう一つの
共通点は「触ってもらう筋肉に力が入る」だ

私が触診で患部を触ろうとすると
その筋肉に力がギューと入ってしまい
上手く診察ができないのだ

これは常に強いマッサージを受けているので
強く揉まれることに体が反射的に
抵抗しているのである

要するに格闘家が毎日ぶつかり稽古を
しているのと同じ状態がマッサージを
受けている僧帽筋に起こっているのだ

そんな事を何十年も続けていると
バットを蹴り折る格闘家の足のように
皮膚と脂肪と筋肉が一体化してしまい
ガチガチの僧帽筋が完成するのである

強いマッサージを長年続けた結果
僧帽筋がガチガチになり
あまりにも硬いので普通の刺激では
満足できなくなりどんどん強い刺激を
求めて過激になっていくのである


つづく

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