• 2022/12/05
  • 院長のひとり言
手術を決める前に読んで下さい


当院の患者さんで手術したのに
経過が思わしくない人が増えている

特に脊柱管狭窄症や肘部管症候群の
神経圧迫による痛みやシビレの症状で
手術するしか治療の術がないと
言われて手術を受けた人達だ

手術を受けた後の方が
手術前よりも悪化しているケースが
非常に多い事に驚いている

中でも痛みやシビレはあるが
日常生活に何不自由なく
生活できている人が
手術後に今まで出来ていた事が
出来なくなってしまっているのだ

だから私は提案する
手術するしか治療する術がないと
言われたら

「手術したら良くなりますか?」と
2人以上のお医者さんに確認しよう

「五分五分かな?」とか
「やってみないと分からない」とか
そんな答えだとしたら
やらないほうがいいと判断するべきだ

患者さんは今より少しでも良くなることを
信じて手術を受けるのだが

コロナ禍でどこの病院も経営難なので
患者が良くなる事よりも
手術がしたいだけの医者もいる

だから

現実は手術をしたばっかりに
痛みやシビレはそのままで
筋肉が麻痺して動きにくくなったり
感覚が麻痺して分らなくなってしまい

生きがいだった趣味やあらゆる楽しみを
すべて奪われてしまう人が多いのだ

手術によってその人の人生が
台無しにされてしまう

こんな不幸なことが起こらないように
どうか手術さえすれば簡単に
今より良くなると思わないでほしい

脊柱管狭窄症や肘部管症候群でも
麻痺や感覚異常が無くて
痛みやシビレが主症状であれば
手術しなくても当院で治すことが
出来ることを説明していなかったので

当院に通っているのに
病院で「手術しか治療法がない」と
言われてそれを鵜呑みにして
手術に踏み切って不幸な結果になった
患者さんには本当に
申し訳ない気持ちになってしまうのだ。




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