• 2023/06/12
  • 難病・慢性病
痛みは精神状態に左右される②

「痛み」はケガや病気などの危険を
知らせる警報装置であり

身体が自分で作っている感覚だから
素直に安静にして耐えていれば
次第に痛みは解消する

ところが現在の日本の医療では
どこか「痛い」と病院に行くと
躊躇なく鎮痛剤が処方されるので
我々は我慢する事を知らずに生きてきた

そのため「痛みを我慢する」という
基本的な心構えがないので
少しでも痛みを感じると
過剰に反応して痛がったり

どうなっていくのか不安で
痛みのことで頭がいっぱいになり

不眠症や食欲不振などの健康不良を
おこしてしまう人もいる

家族や友人に重篤な病気で困っている
話を聞いただけで「自分の痛みも
同じ病気ではなか」と考えて

どこにも損傷や炎症がないのに
身体のあちこちが痛くなる人もいる

痛みを耐える心構えがないことが
痛みのシステムを狂わせる

もちろん心構えだけではなく
不遇な幼児体験から脳の発育障害で
海馬が痛みに過剰に反応してしまったり
前頭前野の発育障害により
痛みを緩和することができない人もいる


つづく



一覧に戻る