• 2025/05/17
  • 院長のひとり言
千円着服で懲戒免職し退職金1200万円失う?

京都市営バスの元運転手が
運賃の1000円を横領したことがバレて

京都市が懲戒委員会を開き
「免職」相当とし
その後懲戒免職となり

元運転手は29年間積み上げて
受け取る予定だった退職手当の
1211万円が受け取ることが
出来なくなってしまった

この事で元運転手の男性が
「あまりにも罰が重すぎる」と
裁判を起こして

一審では却下され二審では男性の
言い分が支持されたがこの度最高裁の
判決が出て京都市の処分を支持し

正式に1211万円を受け取る事が
できない決定が下された

この人は遅刻や無断欠勤もなく
無事故運転者表彰や接遇優秀職員
表彰を受けたこともあり

安全第一にダイヤを守り
29年間真面目に業務に励んで
きた普通の運転手である

それがたまたま一瞬魔が差したことで
それまで積み上げてきたキャリアも
信頼も職もあっという間に失い
老後の重要な糧となる1211万円もの
退職金を受け取ることができなくなった

本人も後悔してもしきれない結果に
なってしまったと言っているが

誰にでも一瞬の気のゆるみや
気の迷いで魔が差すことはあると思うので
ある意味で「見せしめ」の意味合いが
強いエピソードだと思える

この判決の主な理由が
バス業務に対する信頼を大きく
失墜する行為であるというなら

国会への信頼を著しく失墜させている
あの人達への処分はあんなもんで
妥当なのでしょうかね?(笑)


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