- 画像検査で慌てて手術しないほうがいい
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腰痛で整形外科を受診して
レントゲン検査の結果
腰椎分離すべり症で軽い
脊柱管狭窄症が見つかり
ドクターから背骨が変形して
ずれていて神経の通り道が狭く
なっている画像を目の前で見せられて
腰痛の原因は脊柱管の狭窄による
脊髄神経の圧迫である
「ここが狭くなっています
だから手術で狭くなった所を
削って広げてあげないと
他に治療法はありません」
などと説明を受けると
それを疑える人はいないだろう
しかし実際には手術で狭窄部位を
取り除いても治らない人がほとんどだ
このことから
整形外科学会では慢性腰痛の
痛みの原因のほとんどは脳が
痛みに対して過剰に反応してしまう
ことが原因であると結論付けている
私は長年鍼灸治療をやって来て
多くの慢性腰痛の患者さんを診てきたが
手術による治療を勧めたのは1人だけで
それ以外の整形外科で手術を勧められた
人達を鍼灸治療で治してきた実績がある
当院では鍼灸治療と同時に
これまでいろいろな治療院で教わった
腰痛体操やストレッチ、マッサージ
ウオーキングなどのすべての運動療法を
止めて患部に刺激を与えないように
積極的に安静にしてもらう
私の説明を理解して「痛い」と思う動作を
しないように工夫して積極的に
安静にできた人は2週間で痛みが消失し
1ヵ月で完治する
完治した人がレントゲンをとると
骨の変形は全く変わらず変形したままで
画像的には腰椎分離すべり症による
腰椎狭窄症はそのままである
このことから腰椎分離すべり症の
人が何らかの原因で腰痛になり
レントゲンで分離すべり症が見つかった
ことから痛みの原因が分離すべり症と
思われただけの人が多いということが
証明されるのである
腰痛にはいろいろ種類があり
手術を要するケースや脳が暴走して
いる難しいケースもあるが
まずは筋筋膜性の腰痛を疑や筋肉の
圧迫による坐骨神経痛を疑い
鍼灸治療と積極的な安静を2週間
やってみるべきだと思うのである。
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