• 2025/12/03
  • 院長のひとり言
スマホ歩きは老化を加速する

以前から問題になっているスマホ歩きだが
この頃は若い人だけではなく
中年以上のまあまあ年取った人まで
スマホ歩きをしているのを見かける
ことが多くなってきた

若い人は動きも俊敏で瞬時の判断も
早いのであまり危険はないが
中年以降になると話は別だ

どんくさい人がスマホ歩きをすると
人や電柱に当たりそうになるし
マンホールに足を取られたり
溝に転落して大けがをするリスクもある

スマホ歩きのリスクはそれだけではない

膝や腰の痛みで治療に来られる
患者さんの痛みの原因に
「悪い歩き方」がある

人は普通歩く時には右足と左手
左足と右手が一対となって
手を振りながらバランスのとれた
歩行をしているが

上の画像を見てみると

両手が胸の前で固定されて
まったく手をふることはできない

頭は下向き首はストレートになり
猫背で巻き肩になり
歩幅も小さくゆっくりしか
歩くことができない

70代の高齢者でももう少し
姿勢良く手を振って前を向いて
大股で歩いている

スマホ歩きは80歳以上の足腰の
弱った老人の歩き方であり
そんな歩き方をしていると
頸から背中が慢性的にコって
頭痛や肩こりがひどくなり
腰痛や膝痛も引き起こしてしまうだろう

歩くことは単純に目的地にたどり
着くだけなの行為ではなく

全身運動であり心肺機能を高め
新陳代謝を促進して免疫機能を
向上しストレス解消など
さまざまな働きをしている

特に最近は1日7千歩とか一回に
15分以上歩いた方がいいとか

歩くことは健康で元気に長生き
するために重要なことであることが
いろいろな論文で発表されている

その中でも歩く時に綺麗な
フォームで歩くことは最も大事な
ことなのである

老人のような歩き方をしていると
老化が早まり実年齢よりも
肉体年齢の老化が加速して
しまうのは明らかだ

マナー違反でもあり危険でもあり
老化が早まるのが嫌なら
歩きスマホは今すぐに
やめるべきである(笑)




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