• 2020/04/18
  • 院長のひとり言
新型コロナウイルス騒ぎで若い頃の貧乏生活を思いだした(6)


このブログは4月13日の続きですので

できれば(1)から読んでいただけたら幸いです


私が18歳で住み込みで修業した整骨院は

学生のための寮がありました


整骨院から徒歩で1分ぐらいのところににあり

平屋の3軒長屋の真ん中でした


築何年経つのか分からないほど古く

玄関の立て付けが悪く壁もあちこち削れていて

初めていった時に先輩から「今日からここが君の家だよ」と

言われた時に「うー」とか「ヒー」とか

言葉が出なかった事を思いだす


6畳の部屋が3つあり玄関に近い部屋が私の部屋でした


畳の上に何か黒い小さな物がたくさん落ちているので

何だろうか?と思いながら掃除をすることから始まったが

それがネズミのフンである事はすぐに分かった


とにかく天井裏がにぎやかで

ネズミと猫が走り回り時々蛇が動いている音がザーザー聞こえる


初めは気になって眠れなかったが

慣れと言うのはすごいもので

3日もしないうちに「今日もにぎやかだな」

ぐらいにしか思わなくなった


しかし


ネズミの困るのは騒音とフン害だけではない


お菓子やカップヌードルなどの私の大好物を

片っ端から食べてしまうのだ

そのため


食料品は全て冷蔵庫に入れて入りきらないものは

蓋つきのプラスチックのボックスに入れていた


それでも時々先輩と酒盛りで寝てしまい

朝になると出しっぱなしにしていた

ポテトチップスやポッキーを

全部食べられて「チックショー」ということがよくあった


ある日腹に据えかねた私はネズミ退治の薬を買ってきて

流し台や部屋の隅に置いたら

次の日の朝

いつもインスタントラーメンを調理している鍋の中で

巨大なネズミが死んでいたショックを

今でも忘れられない


この寮の悪口を言いだすと止まらない


本当に古く、来たなく、ボロボロで

ある日学校から帰ると天井が落ちて

入り口から流しのある所が埃だらけになっていたし


隣が町会の集会場でお葬式会場にもなっていので

休みの日に寮にいると隣からお経が聞こえてきた


この寮で先輩が新聞が読みたいと言いだして

新聞屋さんはどこの新聞も

初めの3ヶ月無料で配達してくれる「お試し期間」があるので

3ヶ月経ったら止めて違う新聞屋さんに変えようと言いだした


そうやって毎日新聞、朝日新聞、読売新聞と

3ヶ月おきに新聞屋さんを変えていっていたが

読売新聞を3ヶ月目で断ると


ヤクザ風の人が2人やった来て

先輩が奥へ逃げてしまったので私が玄関へ行くと

「にーちゃん、あんまり舐めとったら痛い目いあうぞ」と

脅されて「すいませんでした」と平謝りした事を思いだしました。


この寮には1年しか住んでいませんでしたが

笑えるエピソードが山ほどあります


続く



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