• 2023/12/05
  • 院長のひとり言
腸は会話するのでは?

施術中に患者さんのお腹が
グルグル、グーと鳴ることがある

鍼でツボを刺激しているので
患者さんの腸が刺激されて
動きだすためである

それは当然の反応であり
私の意図とした結果だが

なぜか患者さんのお腹が
鳴りだすと私のお腹まで
同じように鳴りだすことがある

今までは特に気にしていなかったのだが

まるで友達に「ここにいるよ」と
呼んでいるように思えることがあり

もしかしたら腸は音を
聞くことができるのかもしれない
そして
同類の音を聞いてそれに呼応して
グルグル、グーと音を出して

会話しようとしているのでは
ないだろうか?

我々の体は60兆個の細胞の集まりで
腸には100兆の腸内細菌が生息していて
腸は第2の脳と呼ばれるほど賢い

腸には脳神経の迷走神経が来ているが
実はこの神経は脳からの指令を
運ぶというよりも9割は
腸から脳へ指令をだしているといわれ

セロトニンやドーパミンなどの
気持ち良さや感情を安定させる
ホルモンを多く分泌し
腸を整えれば心が整うとされる

また、我々が見た目や臭いで
有害であることが分からなくて
間違って食べてしまった時でも

腸の免疫細胞や腸内細菌は
有害物質やバイ菌を見つけて
吸収せずに下痢として体外へ
放出してくれている

腸は独立した判断基準をもった
思考する臓器であり
第2の脳というよりも
もう1つの脳というほうが
シックリくるように思う

だから脳とは別の意思をもっていて
もしかしたら他人の腸と
会話をすることもできるのではないかと
とてつもない考えが浮かんだのである(笑)




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