• 2024/03/04
  • 院長のひとり言
裁判官を脅すか?


高速道路であおり運転を繰り返して
家族4人を死傷させた男の裁判で
東京高裁が懲役18年とした
一審判決を支持し
弁護側の控訴を棄却した

この法廷を退席する時に被告人が
裁判官に対して
「俺が出るまで待っておけよ」と
脅したそうである

考えてみれば裁判官も怖い仕事である
よく映画やドラマで刑事の家族が
危ない目に会ったりするが
裁判官も同じように逆恨みされて
危害を加えられる可能性がある

残念ながら世の中には一定数は
どうしようもない根っこまで
性根の腐った輩がいて

そんな人間は反省もしないし
逆恨みで何をしでかすか分からない

この言葉はただの脅しだと思うが
18年後にこの男が刑務所から出て
来たときにこの裁判官は
やっぱり気になるのではないだろうか?

確か最高裁判所の長官でなければ
SPなどは付けてもらえないので
地方裁判所の裁判官などは
自分の身は自分で守らなければならない

裁判官は我々がなろうと思っても
難しくてなかなかなれない憧れの職業だが
実は体を張って命がけで正義を
貫くような精神が必要な職業なのだと
改めて感じた

裁判官は将来はAIが担当したら
いいのではないだろうか?

よく被告人が反省しているので
情状の余地があるなどといわれるが

反省していようが、していまいが
犯した罪に対して妥当な刑を
与えられるべきである

そういう意味でも裁判官は人間よりも
感情に惑わされないAIの方が適任である

いずれにしても裁判官を脅すような人は
怖いので刑務所から出てきてもらいたくない。




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