- カズはナゼ引退しないのだろうか?
-
キングカズこと三浦和良選手に対して
今までは中年の星というイメージだったが
最近では「免許返納しない高齢者」
「若者の機会を奪う老害」
「客よせパンダ」などと
ひどい悪口を言われているそうだ
思い起こせば私がサッカー観戦を
楽しみにするようになったのは
カズ選手のお陰である
Jリーグ発足時のカズ選手は
川崎ベルディのエースストライカーで
三浦りさ子さんというごっつい
べっぴんの女優さんを嫁にもらい
正真正銘のスーパースターだった
彼が普通に40代半ばぐらいで引退して
指導者になり監督や解説者などを
歴任していればもしかしたら
今頃はJリーグのチェアマンに治まって
いたかもしれない人物である
このブログでもアスリートの引退に
関する話を何度も書いているが
イチローの言葉で
「アスリートは2度死ぬ」
イチロー曰く子供の頃から野球とともに
生きてきたので野球人生を引退する
ことは自殺を決断をすることと同じ
だと言うのである
しかし
プロスポーツは厳しい世界であり
華麗なプレーを人様にみせてお金を
頂く限りそれが出来なくなった時には
自分で決断をしなくてはならないのだ
もはや私にはカズ選手が今のような
Jリーグといっても草サッカーに
近い1番下の組織で1年に1回か2回
ワンポイントで出るだけのことで
現役アスリートと言っている事が
まったく理解できない
我々は努力して昨日できなかった事が
今日できるようになったら嬉しいし
楽しくなってどんどん努力する
そうやって人は成長する
ところがカズ選手はこの30年間
できていたことが出来なくなっていく
ばかりの経験しかしてこなかった
その苦悩が彼の顔に現れていて
とても厳しい顔つきになってしまった
やはりプロアスリートとして
今よりも成長できないことを
悟った時に引退を決断して
指導でも解説者でもタレントでも
何でもいいが違う仕事を1から
学んで色々なことを吸収して
人間として成長する人生のほうが
楽しかったのではないだろうか?
彼に対する世間の厳しい評価は
今からでも遅くないので早く引退して
本来の自分のいるべき場所へ行きなさい
というメッセージなのかもしれない。
一覧に戻る